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【つれづれ雑記】
 
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2019年03月の日記です




▼2019年 3月30日 (Sat)   -- No.[16]

くもり
近所の桜は4分咲きといったところ。
久しぶりにドラゴンボールスクラッチくじを買った。

『ひよっこ2 』、お父さんの記憶とか何も解決してないが、幸せな後日談・続編といった感じで良かった。
大阪万博の年の物語ながら、話を膨らませやすい会期中を避け、閉会後の秋を舞台にしてるのが面白い。
3が実現したら、今度はみね子にベビーが生まれてるかな。

新元号、私の予想は永司(えいし、永く司る)。英字でもEだし、被らないし。

『ドラゴンボール ブロリー』って、世界規模での大ヒットなんですね。高速戦闘作画は確かに良かったけど。
鳥山先生の納税額、今年は凄いんじゃないの。


▼2019年 3月29日 (Fri)   -- No.[15]

くもり
萩原健一の訃報に驚いた。3月26日に急死、享年68。GISTという稀な腫瘍で、長年闘病していたという。
逮捕歴4回。生涯、とっつき悪いヤンチャ者のイメージだったが、最悪に堕ちるコトはなく。昨年はNHKでもドラマに出てた。
看取った4度目の奥様は教育カウンセラー(私と同い年、この方も3度目の結婚)、晩年は幸せだったのではないか。
『いだてん』の高橋是清役が最後の登場となるらしい。元気なら、あさイチとか ごごナマ出演もあったろうに。
私が も一度観たい主演作品は、フジテレビでやった『死人狩り』。〽 ウィーピン イン ザ レイン…

『グッディ』を三田アナの卒業目当てで観ていたら、木村太郎が眞子様結婚問題で、「2人は最初から海外で式を挙げる予定だよ。小室さんはそのつもりでアメリカへ行って勉強してる。イイじゃない、させてやれば」と言ってた。
周りの反対はかえって追い風、2人がイイと言ってるんだ、それもいいじゃない?という事か。
駄目になる確率は高いだろうが。


▼2019年 3月28日 (Thu)   -- No.[14]

くもり
ある時代にある組織で共にあった人たちも、退職間近。出世レースの終わりか…昨日の新聞を見て感慨にふける。
思い通りに自己実現できなかった連中も、再雇用とか地元での活躍とか趣味を極めるとか、第2の人生があろう。
ご苦労様。上り詰めた人の中には大嫌いなのもいるが、一皮剥けてイイ顔になっとる。 よぉく頑張ったね!
私は野良猫の相手をしつつ、やらなくちゃいけなくなったコトをしつつ、のんびり暮らしてます。

大関昇進で、各局の会見に臨んだ貴景勝。
質問もネタ切れの中、好きなテレビ番組を聞かれ新旧『白い巨塔』を挙げていた。唐沢版の方が好きらしいが、10回見返してるとか。へー。


▼2019年 3月25日 (Mon)   -- No.[13]

くもり
川沿いの桜はまだまだ。

織本順吉、死去の報。92歳。
追悼放送で、テレビ『七人の刑事』のゲスト出演回はいかが。

作画的にはさておき、シナリオ(膨大なダイアローグ)がよく練られており声優も好演、日曜は楽しみに観ていたアニメ『レイトンミステリー探偵社』が1年で終わるんだって。
SF小説ネタでアメリカンアニメタッチのキャラ登場回とか、お客を次々にプロファイルする回とか、料理の鉄人と味っ子パロ回とか、マニアックなエピソードもあって。
ゲームソフトの販促もありきなので難しいだろうが、コレはNHK向きでしょ。第2シーズンを何処かでぜひ。

鬼太郎の48話、前回に続き 物凄い盛り上がり。
ネットを使って妖怪と人間の対立を煽り、世間に蔓延した邪気を吸収した名無しが巨大化、赤ちゃん形態で暴れる。目玉おやじは鬼太郎を救うため…。
赤ちゃんか。47話でタイトルに名が載ったのに飛び去ったままの姑獲鳥が、解決編で関わってくるのかな。
巨大赤ちゃん登場、アキラのラストを思い出した。


▼2019年 3月23日 (Sat)   -- No.[12]

くもり
寒い。

夕食に出かけ呑んでて、同人や某投稿誌などで 有名だった高崎吏生という方を思い出す。
帰宅して検索すると、ネット上に出産後アトピーに悩まされ…という日記があるが、今世紀初頭のもの?
主婦しつつ、どっこい生きておられるのか。お子さんも、そろそろ成人する時期でしょうか?
そういや、ズームイン杉田さんもどうしておられるのか。

チャンネルnecoでやっていた石井輝男監督『実録三億円事件 時効成立』(1975.11)は、実際の時効成立(1975.12.10)の約3週間前に公開という東映お得意の便乗キワモノ映画ではあるが、いちおう社会派ドラマに仕立てていて及第。
清水一行の原作を基にしているが、週刊誌連載中であり物語は映画オリジナルという。
タイトルバックで捜査に当たった刑事・平塚八兵衞と武藤元警視庁捜査一課長のインタビュー場面があるのが実録の所以。この映画のシナリオ、どうですかね?と聞くチャッカリぶりが可笑しい。『明治・大正・昭和 猟奇女犯罪史』(1969.8)にホンモノの阿部定を登場させた石井監督ならでは。
本作の架空犯人役は、東映社長の息子・岡田裕介と小川真由美。カネの使い道が馬主になることというのも、事件が起きた府中を連想させ面白い。
平塚に相当する執念の刑事・金子信雄がクセ出しまくりの怪演、岡田を別件逮捕して自白を強要するが、黙秘で逃げ切られるのであった。
捜査一課長役の田島義文は、ロングショットのみ。田中邦衛は馬主を募集する怪しい会社の社長役でゲスト格。金子のバディ役若手刑事は、滝沢双。


▼2019年 3月22日 (Fri)   -- No.[11]

くもり
強風で寒い。近所の桜は咲いてない。
スポーツに興味のない私でも、偉いヒトだね〜と敬意を持っていたイチロー氏も引退表明したし。白髪を染めないのは、ポリシーなのかな。
今朝の『めざましテレビ』でインタビューに答えてたニューヨーカーの老男性が、「誰もが引退を迎え、人生の次のステージに向かう」と答えたのが印象的。
こういう日の夕食には、カルルの ぴょんこ鍋が最適ですかね?


▼2019年 3月19日 (Tue)   -- No.[10]

晴れ
昨日の『プロフェッショナル』、高級革製品修復職人の保科さんの回がとても良かった。
コギャル上がりで現在38歳、彼女はどう職人として目覚めたか。ベビーを背負いあやしつつ、工房の仲間と高級バッグ補修に向き合う姿がカッコいい。ダンナは影が薄そうだが、髪結いの亭主かな?
塗料を指で馴染ませるなどしており手荒れが気になるが、アップになる指は綺麗。ケア方法が知りたい(そこも企業秘密?)。

キネ旬の特集ムック本「いつも心に樹木希林」立ち読み。
『七人の孫』で演じたズーズー弁のお手伝い・おとしさんを まんま主婦役にしたスピンオフドラマ『とし子さん』出演中に書かれた、岸田森との結婚生活を綴ったエッセイ(とし子さんは幸せいっぱい 1966年、婦人生活に掲載)が激レア。
蝶採集に付き合ったりしてたのね。岸田は樹木(当時は悠木千帆)に、しんクンと呼ばれてた。
池袋のレストランの二階に住み(彼女の両親が所有経営の店だから家賃不要)、夢はお金を貯めてアフリカ旅行。
彼女が多忙となり、岸田が料理することが増えてきたと書かれてる。これが離婚の原因か?
『徹子の部屋』で内田裕也の追悼特集があったが、1980年の出演時「付き合う女はいっぱいいたけど、樹木は今まで出会ったことのないタイプだった」「男に生まれたら良かったのに」と言ってた。
初めて家に行ったら、猫が10匹くらい居たそうな。岸田と別れてから、樹木は猫を飼うようになったのか。


▼2019年 3月17日 (Sun)   -- No.[9]

くもり
昨日のフードコート、生意気そうな若夫婦の女児が食事前にゲー。奥さんが拭き掃除し、もう1人赤ちゃんもいるのでその間は旦那があやす。
あとフロントで頼んだか、立ち去るとき後の人の為にテーブルの消毒をしてもらってた。
見た目より常識的で良いけれど、夫婦ともに食事中もスマホを片時も離さないのが凄いね。

すだれ頭のコートのリーマン、前に腕時計を置いてずーっとスマホ。土曜の夜、家に帰りづらいのか。

帰宅し、昨年録画できなかった『たけし芸能史』悪役の回の再放送を録画。上田吉二郎、朝ドラ憎まれ役、怪獣、阿部頼母、ガンエフェクト、Vシネ、津島利章の仁義なき音楽と、番組屈指の濃さである。
「お主も悪よのぉ」初出問題、その後NHKに情報は来てないのかな。
ピエール瀧をゲストに呼んでなくて良かったね。欠番扱いされるとこだった。
そのあと、アニマックスで『サイボーグ009VSデビルマン』(2015.10)を録画し寝る。山下将仁参加。キャラデ・作監の伊藤岳史は別名義が新羽こういちろう。

今朝の鬼太郎、ゲスト妖怪 姑獲鳥の1話完結話と思いきや、妖怪バトルをドローン撮影しネット配信するユーチューバー、妖怪不信を煽るSNSの怖さを描いた上、猫娘が死ぬ驚きの展開。
名無し=ジョン・ドウ=ジョン・童ですか。
私は『セブン』でこの呼び名を知ったけど、ヤフー知恵袋の名回答(2008)によると。
…身元不明者にこの名前が使われるのは、15世紀イギリスのリチャード3世統治時代に不動産回復訴訟(土地を借りた人が、土地を自分の物にして貸した人を追い出した場合)の議論において、架空の貸主をJohn Doe、同様に借主をRichard Roeとして議論を進めたことに遡ります。
リチャード・ロウも身元不明者の仮名として使われることがあります。
その時、どうしてこの名前が使われたのかはわかりませんが、当時のイギリスは自然も豊かだったので、土地に頻繁に出没する名無しの生き物であるDoe(牝鹿)とRoe(ノロジカ Roe deerだが、略される場合が多い)が かなり一般的な名詞だったのは想像できます。…
ほほう、するとジョン・ドウは女性なんだ。


▼2019年 3月14日 (Thu)   -- No.[8]

くもり
今朝の『とくダネ !』で小倉智昭が、『いだてん』で収録済のピエール瀧の出番をカットする事になるんなら、狂言回しの志ん生役・たけしが口演か何かで繋いではどうかと言ってた。
これはグッドアイデア。出番のトコだけ山口晃さんのイラスト処理にし、「しょうがねえなぁ、ええ?全く」とか言ってアドリブで繋いで貰えば、ウケるぞ。
クドカンも感激するんじゃないか。

高畑某も小出某も新井某もピエールも、ほとぼり冷めたら たけしの所から出直したらどう?
幼時からドラッグに溺れたが脱し、マーベルヒーロー役者としても成功した今、その噂も全くないロバート・ダウニー jr.は復帰に向けての参考になるか。

行方が不明とされる小室サン母、美智子妃が「なぜ探せないんです」と訝ったと週刊誌が報じていたが、ホントだよね。ヒトは平等であるという思想、皇室と一般人にも適用できるはずもなく。
決して悪いことをしてるわけじゃないけど、天皇の世代交代時期に国民感情を逆撫でし続ける母子の空気読めない感に、なぜの嵐。


▼2019年 3月12日 (Tue)   -- No.[7]

くもり
昨日の夕食は、ショッピングモールのフードコートで。
納豆カレーと地下で買ったかんぱち刺、玉子焼きとハムサラダで呑み。
今日の刺身は上物だった。ここで食べる時は醤油 チューブわさび ほか調味料などをバッグで持参してるので、問題なし。

衝立を挟んだテーブルは無人だが、学生さんが勉強してる様子。ナップサック、筆記具と参考書とノート、水筒とスナック菓子が広げっぱなしだが、肝心の学生がちっとも戻ってこない。どうした?
私はゆっくり1時間以上呑んでいたが、ついに戻ってこなかったぞ。
彼女が来て勉強どころじゃなくなった?不良グループに絡まれどっかでボコボコにされてる?まさかトイレで首を…いやいや。
閉店までまだ30分ある、私が帰ったあと戻ってきたに違いない…と思いたい。

寝ようと思った頃、ピエール瀧 コカイン使用容疑で逮捕の速報。『いだてん』の足袋職人役も好調だし、参ったね。


▼2019年 3月10日 (Sun)   -- No.[6]

くもり
小林信彦の文春エッセイ、横溝正史編が始まった。

戦時中、小林は日本兵のドクロを白人少女が眺める写真を新聞で見たと「一少年の観た〈聖戦〉」(1998)で書いていたが、私は日本軍の宣伝部が鬼畜米英を煽るため、研究室の女性博士の写真か何かを転用してプロパガンダに利用したと思っていた。
だが、戦時中に米兵が日本兵の遺体を損壊して晒したり冒涜したり、果ては骨や歯や耳を記念品として持ち帰るといった行為が実際にあったというのを最近ウィキで知った。
例の写真は有名らしく、ウィキにも記述が。ネット上でも確認する事ができた。
小林が少女と思った白人女性は、ナタリーという20歳の米海軍中尉のGFであり、アリゾナのフェニックスで勤労動員中。
ニューギニアの戦地から記念品として送られた日本兵のドクロ(ジャップスカル!側頭部に何か文字が書かれてる。ひょっとしてレターペーパー代わりのドクロなの?)を眺めながら彼への手紙を書いているというシチュエーションだった!
「これは(死んでるから)良い日本人である」だって。
なんと事実を曲げて使われた写真ではなく、そのまんま。
戦時中で、キルジャップがアメリカ人の心情だったとはいえ、これは…。
その写真を載せた1944年5月の雑誌「ライフ」がどういう経緯か国内に持ち込まれ、転載されたようだ。
つまり、小林が読んだ新聞の記事は、米軍兵士の残酷な一面を正確に伝えていた。
米軍上層部は当然、こういう行為の禁止令を出したというが…黄色人種への差別感情が、蛮行の遠因なのは確かだろう。

飢餓状態におけるカニバリズムはNHKの戦争特集でも語られるようになったが、人間の死体をまるで狩りの記念品扱い…こういう戦場の蛮行は、今のところTVで取り上げる対象になっていないと思う。


▼2019年 3月 9日 (Sat)   -- No.[5]

晴れ
昨夜は、鳴り物入りで早くもテレビ放送された『カメラを止めるな!』(2017.11)を観た。
映画の仕掛けを早くに知ったこともあり、結局 劇場へは行かずじまいだったので初見。
昨年夏、大ヒットになった頃に写真誌で明るみに出た、元ネタ問題。
原作と権利関係を表すクレジットはTV放送直前にも一部変更、二転三転していたようだが。監督と劇作家は、この縁を生かし次回作でコラボしてみたらどうか?
プロデューサー役で登場する竹原芳子(お笑い芸人、落語家)の顔が強烈。片桐はいりを初めて見たときのような衝撃。

インディーズ臭がするといえば、『星くず兄弟の新たな伝説』という手塚眞のカルト映画(1985.6)の続編が去年(2018.1)封切られていたんですね。前作は劇場で観たが…あああ。
今回もカメオ出演陣は超豪華だが…作られたのを全く知らなかった。
初期大林の悪しき影響がプンプンするタイプの手塚映画か。葉介先生のアニメパートとか今回もあるのかな。戸川京子の遺影とか出るのかな。

寝入った頃に震度4の地震、起きる。ちょっと緊張した。


▼2019年 3月 8日 (Fri)   -- No.[4]

晴れ
ムービープラスで、アーサーヒラー監督の『トブルク戦線』(1967)を久しぶりに観た。
第二次世界大戦中、北アフリカの湾岸にあるナチスドイツのトブルク要塞を攻略しようと、ドイツ軍に偽装し潜入したコマンド部隊の話。
脚本は出演もしているレオ・ゴードン、イカツい役者だが余技に長けていたようだ。2000年死去。
ロック・ハドソンとジョージ・ペパード主演。ペパードは火だるまで壮烈な戦死をする。
砂漠ロケは、アメリカ国内で行われた。
最大の見どころは、オスカーにノミネートされたラストの燃料貯蔵庫爆破特撮。流れ出すガソリンに火がつき大炎上する描写が凄まじい。
大がかりなミニチュアが組まれ、TV『スタートレック』で知られるハワード・A・アンダーソンが担当したが、何故かノンクレジット。
マット合成のアルバート・ウィットロックのみクレジットされていた。
本作のハイライトシーンがそっくり流用され、僅か3年後にヘンリー・ハサウェイ監督、リチャードバートン主演で『ロンメル軍団を叩け』が作られたのは有名。増渕健の著書に詳しい分析がある。
但し、『トブルク』でドイツ人役者は『誇り高き戦場』のクルト・ローウェンスだけだったが、『叩け』ではロンメル役でウォルフガング・プライス、カールオットーアルベルティも出演。
戦闘シーンの予算が浮いたので、俳優に金をかけたのかな。

『モスラ対ゴジラ』の、チャンピオンまつり短縮版を観た。14分ほど詰められている。
全長版が黄味がかった色調なのに、こっちは青味がかった色調。
私はこの色調の方が好きだけど。


▼2019年 3月 6日 (Wed)   -- No.[3]

くもり
ルーク・ペリーが急死、享年52。
脳卒中で緊急搬送、助からなかったという。離婚歴があるが、交際中の恋人がいたらしい。
遺作はタランティーノの新作、『ワンス・アポンアタイム・イン・ハリウッド』。


▼2019年 3月 2日 (Sat)   -- No.[2]

晴れ
いい天気です。

『歴史秘話ヒストリア』手塚治虫の回の再放送を観た。アニメへの情熱に絞った構成だが、TVアニメを安く請け負った功罪などネガティヴな部分はオミット。
珍しく、手塚るみ子も眞も出てこない。
アニメーター小林準治の、インタビューと手塚キャラが歩きつつメタモルフォーゼするエンディングアニメは良かった。
虫プロが輩出した演出家として、山本暎一 富野 出崎の写真、杉井ギサブローと高橋良輔と丸山正雄はインタビューもあったけど、大物といえる りんたろうと安彦良和がオミットされてたのは理由があるの?組合作ってうるさかったから?

ブックオフで買った、えびはら武司『藤子スタジオアシスタント日記 まいっちんぐマンガ道 名作秘話編 』(2017)を読む。
マチコ先生には萌えなかった世代だが、作者が70年代中期のアシ時代を回顧した第2弾。現在3冊目まで出ているそうだ。
藤本先生が低迷期で、安孫子先生の「魔太郎」がオカルトブームもあり絶好調だったのが分かる。
安孫子先生の十八番で「ひっとらぁ伯父さん」などで特徴的な、ネガ像のような背景の描き方紹介が興味深い。単純に濃度を上げた写真コピーと思っていたが、アシに指示してるとはいえ写真手描きトレスですか。
今後、藤本先生のオトナSF路線執筆事情も語られるか。
当時のこととてストレスは無かったでしょうが、藤本先生はパイプ党だし煙そうなスタジオ…えびはら武司は喫煙者かどうか不明だが、その辺も描いてもらうと良いね。
コンビ解消時期がウィキでも1987年・88年とふた通り書いてあり、気になった。
確か当時ワイドショーを録画したなと調べると。88年1月の成人式前に公表されていたようだ。87年末をもって解消という事だったかも。


▼2019年 3月 1日 (Fri)   -- No.[1]

晴れ
BSプレミアムで、『アメリカ・アメリカ』(1963)を観た。初見。
19世紀の終わり、オスマン帝国。アメリカを夢見る貧しい村の青年(ギリシャ俳優のスタティス・ヒアレリス)が辿る、地獄めぐりにも似た新天地への道中記。
ギリシャとトルコでロケ、全てにおいて重厚だが、地味なキャストの3時間近いモノクロ映画である。

赤狩りでの毀誉褒貶もあるが、興行的成功も収め巨匠となったエリア・カザン監督(1909〜2003)。4歳のときイスタンブールから両親とアメリカに移住した彼が、祖父の話を基に(映画のように、殺人はしてないと思うけどね)自らの記憶も入れた自伝的作品、まず小説を書きそれを映画化したという。ナレーションも担当。
満を持しての作りたかった作品とはいえ、『草原の輝き』の次作。興行的にはどうだったか?次の『アレンジメント』まで、6年の沈黙があった事から伺えよう。
タイトルは、船積みの人夫をすることになった青年が、アメリカ船に荷物を乗せる時に言う口癖から採られている。

冒頭で殺されてしまう青年の友人に、マカロニウエスタン出演で知られるフランク・ウォルフ。1971年暮れ、ローマのヒルトンホテルで自死。40代だった。鬱に加え、女性(妻?)と別れたのが原因ともいう。
道中を共にする悪いトルコ人役で、青年が怒りのあまり刺し殺してしまうのは、TV監督に転身して成功したルー・アントニオ。
人夫仲間に、『ある愛の詩』『ゴッドファーザー』のジョン・マーレイ。
娘(リンダ・マーシュ)を青年と結婚させたい金持ちの巨漢は、ポール・マン。
青年と共にアメリカを目指すアルメニア青年は、『狼よさらば』のグレゴリー・ロザキス。1989年にやはり40代で亡くなった。HIVだったという。
両親や祖母、絨毯を商う港の親戚(ハリー・ディヴィス エレナ・カラム エステル・ヘムズレイ セイラム・ルドウィグ )を演じたのは、てっきり現地の素人と思ったが、全員アメリカのバイプレイヤーだった。





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