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寒い、氷が張る朝。
神風特攻隊を描く佐藤純彌監督『最後の特攻隊』(1970.10)は、モノクロ作品(ラストカットのみカラー撮影)ではあるが、万博の年に東映が特撮に金かけたオールスター戦記大作であった。 東映も協力した日米合作『トラ・トラ・トラ!』が9月公開だったので、ぶつける形で制作されたのだろう。 使用された実物大戦闘機は結構な数だが、ひょっとしてお下がりかな? 鶴田 高倉 若山 千葉 梅宮 渡瀬 伊吹といったいつもの東映スターに加え、笠智衆 見明凡太郎 笠置シヅ子の助演が面白い。 渡部篤史は儲け役。 タイトルバックはスチル処理だが、万博の夜景から始まり戦後史を遡る構成。 使用された実物大戦闘機は結構な数だが、ひょっとしてお下がりかな?
特撮監督は、テレビ特撮スタッフで『悪魔くん』や『ロボット刑事』『イナズマン』に参加してた堀江毅という方。どうして抜擢されたか不明だが、成田亨や平鍋功の協力で意欲的なカットを提供している。 特筆すべきは、脚を引き込みながら飛行場から飛び立つ戦闘機の横に、見送ったり走ったりする整備員たちを合成したパース付きのカット。 胴体着陸や空戦シーンの操演は円谷プロ出身の平鍋の仕事だが、上手いものだ。 記録フィルムの使用も最小限で、特撮ファンは必見。
『ルパン三世 グッバイ・パートナー』を半分観た。 番宣では作画がユルいように思えたので録画しなかったが、後半は音楽ウンチクが盛られ、割と凝った出来では。 次元の小林清志が苦しそう、86歳…もう演じるのはキツいかね?モノマネ芸人で真似られる人はいないのかな。 山下将仁が作監の1人で参加、原画も。でもメカ作監じゃなかった(メカは大森英敏や森木靖泰がクレジットされてる)。列車砲が出てきたね。 |
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