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【つれづれ雑記】
 
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2018年06月の日記です




▼2018年 6月14日 (Thu)   -- No.[3]

くもり
『荒野の無頼漢』(1970)という、マカロニウエスタン後期のコメディ調作品があって。
ジョージ・ヒルトン演じるアレルヤが使う、ミシンタイプのマシンガンが有名だが、セクシーな尼僧やコサックという自称ロシア貴族まで登場する。
演じたのはチャールズ・サウスウッドなる二枚目俳優。
どうせ、クリント・“イースト”ウッドにあやかったイタリア俳優の変名と思っていたが。
ウィキに項目があったので見てみると、ロス生まれ オレゴン育ちの歴としたアメリカ人。しかもサウスウッドは本名だった!

1937年生。大学卒業後の60年代中盤、ヨーロッパで職探し中、ターザン役で知られ当時イタリアやドイツに拠点を移していたアメリカ俳優 レックス・バーカーのスタンドインとして映画界へ。
マカロニウエスタンなどで主役級になるが、日本に紹介された作品は『荒野の無頼漢』以後なし。謎の俳優であった。
1981年、アニエス・ヴァルダの中編映画 Documenteur を最後に帰郷。俳優は辞め、大学教師と結婚し一男一女をもうけた。

面白いのは ここから。
オレゴンに戻って50代になったサウスウッドは、1991年に「デスシガレット」のアイデアを思いつく。
タバコの影響について、13〜40歳の間 喫煙者だった彼は、「容赦なく」正直になることに決めたのだ。
70年代の後半に出演作が無いのは、彼に禁煙を決意させるような健康被害が出て休業していたのかもね。
デスシガレットは、健康に配慮した標準的な警告に加えて、棺とも言えるドクロとクロスボーンの付いた黒い小箱に詰める…。
しかし、主要な米国のタバコ会社は彼のアイデアが「会社の利益とは相容れない」と拒否。
彼は再びヨーロッパで、アイデアを実現してくれる小規模なオランダのタバコ会社を見つけた。
そして、製品を販売店に持ち込む勇気があるタバコ卸売業者が現れなかったとしても、サウスウッドはタバコの葉のブレンドをちょうど良くするために、短い間 再び喫煙を始めた。
「彼ら卸売業者は、主要なタバコ会社からの圧力が怖いんだと思います」。

私は喫煙者ではないので疎いが、デスシガレットはイギリスで1991〜99年に販売されたという。
洒落のキツい商品というわけではなく、切実な願いから生まれたもののようだ。
サウスウッドは、2009年に71歳で没。
そんな彼が肺がんで亡くなっていたら皮肉だが、ウィキやIMDbには そこまで書いてなかった。

デスシガレットの延長線上にある、凄まじいグロ写真パッケージのタイ タバコは有名だが。
日本では「健康のため吸いすぎには注意しましょう」などの一行表示が1972年からあったものの。
2005年から「喫煙は、あなたにとって肺がんの原因の一つとなります。疫学的な推計によると、喫煙者は肺がんにより死亡する危険性が非喫煙者に比べて約2倍から4倍高くなります。」となったが。
視覚的なインパクトを伴ったデザインのタバコは、未だ販売されていない。


▼2018年 6月12日 (Tue)   -- No.[2]

くもり
『ジュラシック・ワールド / 炎の王国』を観た。
アメリカや日本より、東南アジア圏の方が2週間も早い公開なんだね。
シリーズ第5作、旧三部作に出演したジェフ・ゴールドブラムと、4作目に続いてB・D・ウォンが出ている。
恐竜のCGIは、もはや当たり前にヤツらが実在してるような気にさせる出来栄え。ここまで来ると、我々を驚かせるには演出・見せ方しかないだろう。

監督はスペイン出身、ホラー・ダークファンタジー系のJ・A・バヨナ。
スピルバーグに似て、子役の扱いが上手いところも共通しているから任されたのだろう、大資本の娯楽作を無難に演出している。

クライマックスだと思っていた、イスラ・ヌブラル島の火山大噴火エピソードが中盤であっさり終了する構成には驚いた。
後半はアメリカ本土に舞台が移り(日本版ウィキではイギリスと書いてあるが、カリフォルニアじゃないの?撮影はイギリスのスタジオでも行われたようだが)、『レベッカ』のマンダレイや『市民ケーン』のザナドゥを彷彿とさせるゴシック大邸宅(恐竜骨格展示室の採光ガラス天井は、後半 上手く使われる)の地下施設に、某財団によって救出された恐竜が運ばれ、腹に一物ある若い運営者とバイヤー(レイフ・スポール トビー・ジョーンズ)によって、好事家や利用目的のある連中に競売されてしまう。
この辺から、バヨナ監督の ご趣味であろうゴシックホラーな雰囲気も漂って、面白いことになった。
月が かかる夜空が背景、邸宅の屋根に新恐竜インドラプトル(インドミナスラプトル、国名とは関係なし)がよじ登って ひと吠え!

今回の子役は、老いた財団創設者(ジェームズ・クロムウェル)の孫娘(イザベラ・サーモン)。バレエかフィギュアスケートでもしてそうな美少女だ。
宮崎アニメみたく邸宅の外壁を伝って逃げるシーン、ベッドに潜りこみ泣いてるところにラプトルの手が伸びるシーンは『怪物はささやく』(2016)の再現か。ガラスをのぞく彼女の顔に恐竜の開いた口が映り込み、耳まで裂けたように見えるカットは面白い。
パヨナ組の常連 ジュラルディン・チャップリンが演じる家政婦は、『レベッカ』のジュディス・アンダーソンみたいな怖い役割と思ったが、そうでもなく最後の方は行方不明。恐竜に食われたか?
登場する恐竜では、てっきりパキセファロザウルスと思った石頭の小型恐竜 スティギモロクが大活躍。笑わせてくれます。
恐竜の歯を抜きコレクションしてる、傭兵隊長(テッド・レヴィン)のモチベーションがよく分からん。単なるサディストというわけでもなさそうだし。

次作では、いよいよ恐竜の群れが都市に乱入(恐竜特撮映画の古典『ロストワールド』風に)するか。
ひねった作劇が無く ちょっと食い足りないが、料金分は楽しめる家族向け娯楽作。


▼2018年 6月 6日 (Wed)   -- No.[1]

晴れ
いやもう猛烈な暑さ。
一杯呑んでから観にいったので、オフビートなマーベルヒーロー映画『デッドプール2』は ところどころ寝ていた。

今回デッドプール(ライアン・レイノルズ)は、スーパーヒーローチーム・Xフォースを求人募集で結成するのだが。応募してきた中には、大胆にも?VFXなしで表現された透明人間氏(声はブラピ)や、何を間違えたかフツーのおじさん(ロブ・ディレイニー)もいる。
ミュータントの ふとっちょ少年(ジュリアン・デニソン)救出のため、ヘリから格好良く降下したのはいいが、ゴミ収集車にぶつかってグチャグチャになったり腕がもげたり電線に引っかかって焼死したりで半数が死亡…というくだりは笑えた。
あと、ジャガーノートとのバトルで体を上下真っ二つにされたデッドプール。下半身が再生しつつあるのだが、立ち上がると まだ子供の足状態!というシーンも面白い。
ラスト近く、a-haのテイク・オン・ミー(カヴァー・アコースティック版)が流れ、目が覚めた。
忽那汐里はゲームキャラ風のミュータント役で登場するが、名はユキオ。『ウルヴァリン:SAMURAI』にも同名女性が出てきたが、別人。仲間のミュータント女性が恋人らしいので、“男役” って事ですかね。
そういえばエンディングに、ウルヴァリンが数カット。新撮?ライブフィルム加工か?

夜半、遠雷あり。





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