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『ハン・ソロ / スター・ウォーズ・ストーリー』を観た。 交代劇のあったロン・ハワードの監督技量はともかく、ちと長いし、冬寒で薄暗い画面が多すぎ。 主人公のヤング ハン・ソロ(オールデン・エアエンライク、変わった苗字だがアメリカ生まれ。ユダヤ人で、東欧系の血が混ざっている)って、もっと陽性の暴れっぷりを見せてくれると思ったのに。 ピーター・メイヒューに代わりチューバッカを演じた、フィンランドのバスケ選手ヨーナス・スオタモから想起した物語とロケ地ってわけでもなかろうが。 内容はスペースウェスタンと言われていたが、西部劇といってもジョン・フォードやハワード・ホークス的活劇ではなく、ニューシネマ以降に作られた変革西部劇の匂いである。 ハン・ソロが密輸業で悪党だからって、彼と同行してた登場人物が それぞれ裏では思惑ありすぎなのと、土壇場での裏切りが多すぎる展開も乗れなかった。 ラスボス的に登場するのはポール・ベタニー(ジェニファー・コネリーの亭主)。最近はマーベル作品にも連投しており、今度はSWですか。稼ぐなぁ。
予告編で良いなと思った、雪の山脈を行く輸送列車襲撃シークエンスは前半で終わってしまい、これを超える目玉シーンが無いのも残念。後半、ハイパースペースだか暗黒星雲だかを通過中に巨大タコみたいなのがファルコン号を襲うけど、抽象的な空間で展開するからイマイチ。 ソロとチューイの出会い(地下牢で泥レス!)、ファルコン号初操縦シーン(モンスターチェスは最初から機内にあった!)はそれなりに描けているが、もう一歩欲しかった。 新ロボ・L3−37はよく動いているけど、ルンバとか最近の家電を思い出すデザインですね。 ラストにダース・モールか…ジャバ・ザ・ハットを出した方が良かったよな。
…ちょっと残念なスピンオフ大作。 |
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