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【つれづれ雑記】
 
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2003年08月の日記です




▼2003年 8月31日 (Sun)   -- No.[47]

こんな人だったのか
くもり
『BSマンガ夜話』に登場したマンガ家のみなもと太郎。
けっこう自画像に似てました。


▼2003年 8月31日 (Sun)   -- No.[46]

散財
くもり
モダン文化マーケットVOL.19と古本市に行く。
いろいろと買ってしまう(反省)。

この中では「映画と演劇」に掲載されていた写真で、ユニヴァーサルの有名造型職人バド・ウェストモアの工房を子役が訪ねる写真記事があるのですが、背景に写っているのはメタルーナ・ミュータント(宇宙水爆戦に登場)のひな形モデル!
こいつは初めて見た。
あと園山俊二作品のアニメ化『はじめ人間ギャートルズ』のカード。
エンディングはかまやつひろしの名曲・やつらの足音のバラードでしたね。
このDVDボックスが発売されたら買う!


▼2003年 8月31日 (Sun)   -- No.[45]

空気が無くなる日3
晴れ
僕が驚いたのはこのカット。
彗星の接近で地球の物が引き寄せられるというイメージ。
アニメ的というか、秀逸ですね。

この作品の監督、教育映画畑なのか聞いたことがない人。
でも農村風景で空を大きく取り入れた構図や、ギャグの入れ方など感心する出来です。


▼2003年 8月28日 (Thu)   -- No.[44]

空気が無くなる日2
くもり
凍りつく港の風景。
これは横浜らしいですね。
あと太陽に近すぎて、焼けつく街のマット画も登場します。


▼2003年 8月27日 (Wed)   -- No.[43]

空気が無くなる日1
くもり
チャンネルNECOで録画し、まだ観ていなかった映画をチェックする。

『空気が無くなる日』(1948)は東宝の教育映画の一本だが、昔「映画宝庫」という雑誌のSF特集に載り覚えていた作品。
太陽の廻りを廻る惑星のアニメ?やマットアートなど、意外な見所あり。

明治のころ。
ハレー彗星の接近で地球の空気が5分間だけ無くなるのでは?という流言飛語が飛び交った。
東北の小さな村ではパニックが起きる。

写真はもし地球の軌道が太陽から遠かったら?というIFの世界。
これを担当したのはクレジットされていませんがマットアートの名人・渡辺善夫。
全画と呼ばれるもので、日本では初めての試みだと「ファンタスティック・コレクション」で語っていました。


▼2003年 8月26日 (Tue)   -- No.[42]

マンガ夜話
雨
朝から雨がぱらついていたが、ときどき土砂降りになる一日。

夜、NHKBS2で『BSマンガ夜話』を観る。
昨日取り上げた作品は「無用ノ介」。
さいとう・たかをである。
当時少年マガジンで連載され、リアルであるとは思ったが、まともに読んだことはなかったな。
今でもそうですが、作画はプロダクションシステムなのでラストにスタッフがクレジットされるのがかっこいいとは思ったけど。


▼2003年 8月25日 (Mon)   -- No.[41]

悲喜こもごも
晴れ
暑い!

昼携帯に電話があり、何かと思ったら近所のおばさんから向かいのうちのご主人が亡くなったとの知らせ。
母の葬儀に夫人が来てくれていたので、気を遣って知らせてくれたのだ。
体調が悪いなんてちっとも知らなんだ。
夕べ救急車が来ていたというが、ぐっすり寝ていてこれまた知らなんだ。う〜む。
あわてて帰り、通夜に行く。

帰り道、栄で久しぶりにホテルトラスティ名古屋の前を通ると、ドアガールが復活しているではないですか!
おじさん嬉しい!
このホームページを関係者が読んだか?
でもこんどの娘はちょっと愛想がない?


▼2003年 8月24日 (Sun)   -- No.[40]

骨董祭
晴れ
吹上ホールで開かれている名古屋骨董祭へ行く。
古本を何冊か買った。

1966年の「別冊少年マガジン」は怪獣ブーム華やかなりしころの出版。
怪獣ゲームは切り取られていましたが、充実の内容です。
楳図かずおのトラウマ漫画「半魚人」の口裂きシーンはこの号に載っていたんですね。
小さいころ読んだ記憶が蘇ってきました。
あと先日『用心棒』の時に取り上げた大橋史典が「怪獣作りの名人」として紹介されていてビックリ。
写真も載っています。

1958年の「東宝グラフ」は正月映画特集。
『地球防衛軍』も紹介されている。でも特写はナシ。
『サザエさんの青春』のスタジオを訪ねる長谷川町子の妹・洋子さんの写真はレア。

もう1冊は少年ドラマがらみで『暁はただ銀色』の原作が収録されている「夕ばえ作戦」。
これは1999年に出た文庫で珍しくないですね。
三一十さん、私も買いましたよ〜。

※「半魚人」の初出は1965年末の『週刊少年マガジン』だった。6回連載とのこと。
ぼくは別冊に再録された時に読んだのだな。


▼2003年 8月24日 (Sun)   -- No.[39]

少年ドラマリターンズ
晴れ
先日少年ドラマの主題歌について書きましたが、『ぼくがぼくであること』の主題歌「南風」は「青空」というアルバムに収録され1997年に発売されているということです。
歌手はGWANではなく佐藤博名義とのこと。

少年ドラマの遙か前、1969年にNHK名古屋が製作した『5人と一ぴき』の主題歌を聴けるサイトを発見。
いや〜、長生きはするもんだ・・・・。


▼2003年 8月23日 (Sat)   -- No.[38]

ハリーハウゼン4
晴れ
これは『恐竜100万年』(1966 イギリス)に登場するアルケロン。亀の先祖ですな。
公開が怪獣ブームのころで、親に映画館に連れて行ってもらった記憶があります。
『恐竜・・』のアニモデルは何でもベルリンの博物館に収蔵されているのだとか。
最新学説の復元図とはちょっと違うけど、この存在感はスタンダードといえますね。


▼2003年 8月23日 (Sat)   -- No.[37]

ハリーハウゼン3
晴れ
この番組で嬉しかったのが撮影に使われたアニモデルを接写で見せてくれること。
この『アルゴ探検隊の大冒険』(1963 イギリス)に登場するヒュドラは見事な出来。
製作後25年を経て劣化がほとんどない?
レイが首を動かそうとする場面があり、「ボロッといくんじゃないの?」と心配してしまいました。


▼2003年 8月23日 (Sat)   -- No.[36]

ハリーハウゼン2
晴れ
そんなレイでも兵役に付く。
すでにプロだったが、この『ガダルカナル』は軍のために作ったプロパガンダ映画。
横っ腹に日の丸付けた軍艦が沈むカットは今観るとちょっとねぇ。

レイは海軍の耐用年数が切れた未使用フィルムをもらってきて自宅にストック。
退役してから童話作品を連続制作している。
チャッカリした所もあるんですね。

それにしてもストップモーションアニメは忍耐のいる、神経をすり減らす仕事。
それはレイの髪までもすり減らしたようですね。


▼2003年 8月23日 (Sat)   -- No.[35]

ハリーハウゼン1
晴れ
NHKBS2でやっていた『特撮映画の開拓者 レイ・ハリーハウゼンのすべて』(1997)を観る。
人形をコマ撮りするストップモーションアニメの第一人者です。
アマチュア時代、自宅で撮られた作品(1930年代後半、なんとカラー)など珍しいフッテージが登場。
マニアも大満足でしょう。

それにしてもレイの父は息子のために専用の撮影小屋を建ててくれたとか。
それどころかモデルの骨組みまで製作。
母親も衣装で協力してくれたそうです。
偉大なオタクの誕生には家族が才能を認める姿勢が不可欠ですね。

番組の演出はアンソロジー番組ならお任せのリチャード・シッケル。
DVDのコメンタリーなどでも活躍している人。


▼2003年 8月22日 (Fri)   -- No.[34]

フジ三太郎のゲスト2
晴れ
この回では居酒屋のおかみ役で愛京子が登場。
『怪獣総進撃』(1968 東宝)のキラアク星人役でオタクの人には有名?
当時レコードも出していて(歌手が本職?)、先日シングル盤を今池の中古屋で見かけました。


▼2003年 8月22日 (Fri)   -- No.[33]

フジ三太郎のゲスト1
晴れ
『フジ三太郎』は毎回ゲストを迎えていますが、この回は野際陽子が部長秘書役で登場。
残業で遅くなり、奥さんの誕生日プレゼントを持って帰宅を急ぐ三太郎とエレベーターに閉じこめられてしまいます。


▼2003年 8月21日 (Thu)   -- No.[32]

終戦記念だからってわけではない
晴れ
東宝の8・15シリーズの一本、『連合艦隊司令長官 山本五十六』(1968)を観た。
お楽しみの円谷特撮、日本映画斜陽期ということもあり抜き焼きが多くミニチュアもやや劣るのが辛いが、この鹿児島湾の訓練シーンで屋上の女子が歓声を上げるカットなど忘れていた。
いいなぁ。


▼2003年 8月20日 (Wed)   -- No.[31]

たけし座頭市完成2
晴れ
飛び散る血を合成で入れた例は過去にもあるが、今回は量的にかなりのカット数にのぼるのではないかな。


▼2003年 8月20日 (Wed)   -- No.[30]

たけし座頭市完成1
くもり
『座頭市』が完成したらしい。
断片を観ると斬るたびに血飛沫が飛ぶ特殊効果あり。
これはデジタル合成であとから入れているようだ。
残酷というより一種の爽快感を狙っているのかな。


▼2003年 8月19日 (Tue)   -- No.[29]

とべたら本こを30年ぶりに聞く
晴れ
やっと、夏が来た。名古屋は36度。
葬式後の雑用はまだ片付いていない。今日もあちこち行き、3時過ぎから上前津方面に行ってみる。

先日の雑記で書いた『とべたら本こ』のタイトル曲が収録されている金延幸子のCD「Fork in the Road」を発見、ゲットする。

うわ〜、これだよ!!
アレンジはオリジナルとちょっと違うが(歌詞も違うらしい)、そう難しいことをいう気はない。
インターネットに感謝!

ドヤみたいな所で暮らす少年が親にせっかんされ家出。
名前を偽りながら各地を転々とするうち、大人のみにくさに絶望、薬局で睡眠薬をむさぼり飲んで自殺を図るが・・・という少年ドラマか、これ?という展開。
でもそのあと少年に同情したお金持ちのいい人に引き取られるハッピーエンドが待っている。
変わったタイトルはなわとび歌から来ている。

印象に残っているのは途中少女と知り合い、いいムードになるシークエンス。
長い語らいのシーンがあったような気がする。
背景はクロマキー合成でしたな。
思春期少年?にはもやもや来る淡い、いい展開でした。

山中恒の原作を脚本化したのは山田正弘。
『ウルトラQ』で子供を主人公にした諸作品で有名な人。
カネゴンの話は誰でも知っているよね。


▼2003年 8月18日 (Mon)   -- No.[28]

このメイドはどうよ
くもり
『ニューオリンズ』(1947 アメリカ)はルイ・アームストロング他ジャズミュージシャン出演の音楽映画。
あの伝説の歌手・ビリー・ホリデイも出演していますが・・・。
なんとメイド役だ!
どうよ、お好きな人!!

ルイのニックネーム・サッチモががま口(サッチェルマウス)から来ているって初めて知ったわさ。


▼2003年 8月17日 (Sun)   -- No.[27]

ザ・卜全!
くもり
『フジ三太郎』でゲスト出演の左卜全。
この枯れっぷりはどうよ!?
三太郎が3千万貯めようとケチ道を貫くこの老人に極意を聞きに行くのだが・・・。
この回の脚本はなんと山中恒。
その昔NHK少年ドラマシリーズで凄く良かった『とべたら本こ』や『ぼくがぼくであること』の作者です。
大林宣彦も『転校生』はじめ山中作品を何作か映画化してましたね。

余談だがこれを書こうとしてふと『とべたら・・』を検索していたら印象深い主題歌が1998年にCD化されているという。
歌手は金延幸子という人。
タイトルは番組名に同じ。
残念ながら当時の音源ではないそうですが。

さらに『ぼくがぼく・・』を検索したら当時のオリジナル音源が聞けるサイトを発見!
この主題歌は「南風」といい、GWANという人が歌ってた。
今日は・・・いい日だ。


▼2003年 8月17日 (Sun)   -- No.[26]

用心棒10
くもり
こちらもこのHPをご覧の方ならご存じの大男、羅生門綱五郎。
名前が黒澤作品なので、てっきり監督が芸名を付けたと思ったんですが違いました。
この雑記の過去ログをご覧になれば判るとおり、1955年には既に羅生門の名で映画に出ています。
キネマ旬報データベースを検索すると1964年頃まで出演作あり。
名物男だったと思われますがすでに忘れ去られています。
故人なんですよね?


▼2003年 8月17日 (Sun)   -- No.[25]

用心棒9
くもり
このHPをご覧の方ならご存じの東宝バイプレイヤー、大村千吉。
ここでは八州廻りの小者という役。
いちばん左が彼です。
ロングショットでセリフなしの出演です。


▼2003年 8月16日 (Sat)   -- No.[24]

用心棒8〜大橋史典覚え書きD
くもり
大橋の造型物はとにかく重かったらしい。
造型家・開米栄三の証言だとラテックスの厚塗りで重いという伝説のある初代ゴジラの着ぐるみより重かったらしい。
そこで着ぐるみを裏返し、中を切ったりえぐったりして軽くし、現場で使用したという。

『マグマ大使』の特撮監督・小嶋伸介は「大橋さんはまず相手に自分の夢を語りますよね。それで俺の作ったものは絶対だ、みたいなハッタリが非常に上手いですわ。ですから相手はもう、その勢いと風貌に圧倒されて、大橋さんに任せたくなるんですよ。ただ、動きやすさというものより、造型の見栄えにこだわりすぎた方だったとは思います。」と語っている。
いろんな映画会社を渡り歩いてきた、海千山千の活動屋の風貌が見え隠れする。
興味深い人物だよね、誰か評伝を書かないか。

しばらくの雌伏のあと(大資本東急の期待を裏切ったんだから仕方ないだろう)、1977年に造型を担当したあの(!)トホホな出来の『恐竜・怪鳥の伝説』が大橋の白鳥の歌になった・・・のかな。

参考資料「ファンタスティックコレクションbP7」
    「巨大ヒーロー大全集」
    「怪獣とヒーローを創った男たち」  


▼2003年 8月16日 (Sat)   -- No.[23]

用心棒7〜大橋史典覚え書きC
くもり
東京に招かれた大橋はピー・プロの社長鷺巣富雄の家に2ヶ月住み込み、『マグマ大使』の造型に着手。
マグマ、ゴア、大恐竜(のちのアロン)、モグネス、バドラは彼の手になる。
アロンはのどが動くギミック入りで当時リアルと評判になった。
しかし問題が発生する。京都の日本電波映画との契約がまだ残っていることが発覚したのだ。
大橋はマグマを降りることになった。

京都に戻った彼は再び東急の出資で作られた日本特撮株式会社の社長となる。1966年(昭和41)5月の事だ。
大橋の造型物が海外で注目されていることから、外国から特撮映画の発注を受ける目的の会社だった。
時あたかも怪獣ブーム真っ盛り。バブルである。

ここで製作された『怪獣王子』(1967〜68)は期待に反して製作順調とはいかず、大橋は社長更迭の憂き目にも遭ってしまう。
そして会社は膨大な設備を残したまま整理されてしまった。
怪獣ブームも尻すぼみで終焉に向かっていた。


▼2003年 8月16日 (Sat)   -- No.[22]

用心棒6〜大橋史典覚え書きB
くもり
大橋は一方、東宝で黒澤明の『蜘蛛巣城』(1957)、『隠し砦の三悪人』(1958)、『用心棒』(1961)、『椿三十郎』(1962)や『柳生武芸帳』(1957)に出演。
この前後大映で『釈迦』(1961)、『鯨神』(1962)に造型として参加する忙しさ。
のちの怪獣造型名人高山良策と知り合ったのはこの頃か。
彼にラテックスの使い方を教えたのは大橋だという。
後者では長さ26メートル、重さ3トンという特大の鯨を製作、話題となった。
その後『武士道残酷物語』(1963 東映)に参加。
TVにも進出、日本電波映画の『アゴン』(1964、放映は68)や『ジャングルプリンス』に参加する。
その頃後者に登場したゴリラの着ぐるみにアメリカのスクリーン・ジェムズ社が注目したそうで、怪獣映画を作ってくれという話が出た。
結局立ち消えになるが、東急エージェンシーとのつながりが出来る。
そしてピー・プロと組んで作られたのが『マグマ大使』だった。



▼2003年 8月16日 (Sat)   -- No.[21]

用心棒5〜大橋史典覚え書きA
くもり
復員してくると東宝では先輩の黒澤明や谷口千吉が偉くなっていた。
一から助監督としてやり直すのもなんだと思い、大映からマキノ芸能社を経て1950年(昭和25)暮れに友人に誘われるままアメリカのディズニーランド建設に参加する。
2年間造型の仕事をして帰国。
その後『ゴジラ』の造型に参加する。

ゴジラは彼一人の功績により誕生したものではないが、のちに大橋造型の『マグマ大使』のアロンが東宝に「ゴジラに似ている」として訴えられたが、製作者が同じということで取り下げられた逸話がある。

1955年(昭和30)大橋工芸社設立。1951年設立との説もあるがどっちが正解?
同年東宝で『獣人雪男』の造型に参加。
相良三四郎の芸名で着ぐるみにも入っている。

拠点を京都に移したのはこの頃であろうか。
東映に移り『水戸黄門 怪力類人猿』(1956)、『水戸黄門 人喰い狒々』(1956)、『孔雀城の花嫁』(1959)、『里見八犬伝』(1959)でゴリラやモンスターを造型している。


▼2003年 8月16日 (Sat)   -- No.[20]

用心棒4〜大橋史典覚え書き@
晴れ
この腕や手首を造形したのが出演もしている大橋史典(フミノリ)。
写真では三船に凄んでる男がそうです。

「日本で初めて特殊美術として作られた造型物は、私が手がけた五十年ほど前の『江戸に現れたキングコング』という映画に出た巨大なゴリラです。」と語る特殊造型家として有名な人物だ。

大船に移ったばかりの松竹(昭和10年松竹蒲田説も)に入社、小津安二郎(島津保次郎?)の下で助監督を務める。
芸大(東京美術学校、のちの東京芸大)の彫刻科を出ていたので小道具を自分で作るうち重宝がられ、そのうち体が大きい(187センチ)ということで全勝プロでは『日本ターザン』なる作品でターザン役を4〜5本務めたという。
その時の芸名は樺山竜之介という。

右太プロ、全勝プロを経て東宝に移り、応召された。


▼2003年 8月16日 (Sat)   -- No.[19]

用心棒3
くもり
犬が人の手首をくわえて走ってきた次の衝撃的なカット。
ジェリー藤尾演じるやくざの腕がぶった切られ、ゴロリと地面に落ちる。
こういう作り物は当時も映画では珍しくなかったと思いますが(怪談ものなど)、何よりここは見せ方の上手さでしょう。


▼2003年 8月15日 (Fri)   -- No.[18]

用心棒2
くもり
今年亡くなった天本英世も出演してたんですね。
(いちばん右の人)
黒澤明と木下恵介、両巨匠の作品に出演したキャリアだけでも彼は凄い!?


▼2003年 8月15日 (Fri)   -- No.[17]

用心棒1
くもり
『城取り』を観てから『用心棒』(1961 東宝)を久しぶりにDVDで観ることにしました。
やっぱ面白いわ、コレ!!
写真は背中から登場する三船敏郎。


▼2003年 8月15日 (Fri)   -- No.[16]

再会
雨
NHKBS2でやっていた『新平家物語 義仲をめぐる三人の女』(1956 大映)はカラー、オールスターの大作。
義仲は長谷川一夫です。
これは東宝専属だった志村喬と高堂国典が他社出演し、顔を合わせる場面。
役どころは捕虜になった木曽義仲旧知の武将と義仲のじいやですが、「お懐かしゅうございます」という高堂のセリフには「『七人の侍』や『ゴジラ』で共演したけど、まさか他社でもねェ・・・」って意味がこめられている?


▼2003年 8月14日 (Thu)   -- No.[15]

無常?
雨
母が死んで、どこから嗅ぎつけたか仏壇や香典返しの品のカタログがどさどさ届く。
それがまた尋常でない厚さ&重さ。
うちのポストを壊す気かよ!

ローソンで買い物をしていると安田成美が20年くらい前に歌っていた『風の谷のナウシカ』のイメージソングが流れてきた。
やっぱ・・・ヘタだ!
彼女が“ナウシカガール”だって知ってる人も少ないでしょうに。
当然本人の了承も取っているんでしょうが・・・。
ナウシカ、DVD発売だからね。
日本テレビ系で初放映したときに安田がやった前セツでも特典映像に付くのかな。


▼2003年 8月14日 (Thu)   -- No.[14]

城取り2
雨
裕次郎が“城取り”する出城を守るのが近衛十四郎。
剣豪スターとして名高い人を相手に裕次郎も大苦戦?
ぐるぐると近衛の周りを走ったあげく、なんとコマおとし(笑)の特撮ワザで勝利をおさめます。
これ劇場で失笑がわかなかったかな。


▼2003年 8月14日 (Thu)   -- No.[13]

城取り1
雨
NHKBS2でやっていた『城取り』(1965 日活)は石原裕次郎が製作も兼ねた時代劇大作。
原作は司馬遼太郎です。
この時期は日本映画の斜陽化が顕著になってきた時期ですが、それを吹き飛ばす意味なのか時代劇大作がいくつか作られています。
オープンセットも立派(美術は松山崇)で、千秋実、藤原釜足も出演しているので判るとおり黒澤作品を多分に意識しています。
オープニング、裕次郎が背中から画面に入ってくるカットは『用心棒』(1961 東宝)へのオマージュ?
監督は舛田利雄。
出来は・・・もうちょっと面白くなるのでは?って感じかな。


▼2003年 8月13日 (Wed)   -- No.[12]

上海から来た女2
くもり
この作品で有名なのはクライマックス、カーニバルの鏡の部屋で展開する銃撃シーン。
『燃えよドラゴン』(1973)に引用されたのはご存じのとおりですね。
写真は悪女、リタ・ヘイワースです。

今回観て印象に残ったのは、法廷から脱出したウェルズが街を逃げ、チャイナタウンの京劇を上演中の劇場に逃げ込むまで。
チャールズ・ロートン・ジュニアの撮影の功績でしょうか。


▼2003年 8月13日 (Wed)   -- No.[11]

上海から来た女1
くもり
観ずにたまっていたビデオの整理をする。
『上海から来た女』(1947 アメリカ)はオーソン・ウェルズの監督第5作。脚本と出演も兼任しています。
クレジットに“ディレクテッド”ではなく“スクリーンプレイ・アンド・プロダクション オーソン・ウェルズ”と出るのがかっこいいですね。
内容は悪女もの。
彼女に惚れた船員(ウェルズ)が殺人の嫌疑を着せられます。
これはなかなか良い合成ショットですね。


▼2003年 8月10日 (Sun)   -- No.[10]

ついに・・・
晴れ
母が8月8日、午後4時10分永眠しました。
台風の来る中、病院に駆けつけるというちょっとドラマな展開になってしまいました。
病名は悪性脳腫瘍。
神経性で、手術だけではとり除けませんでした。
放射線治療も本人が嫌がって中断、ということでしたが、このタイプの腫瘍にはやっても効果がないと言われていました。
告別式は10日の午前10時よりとりおこなわれ、無事終了しました。
後のことがいろいろと(気が遠くなるほど)残っていますが、1つずつ処理していこうと思います。

休日にもかかわらず参列してくれた皆さん、母を今まで支えてくれた皆さんにこの場を借りてお礼申し上げます。
どうもありがとう。

追伸 しろねこさん、オタクな雑記を追求しようと思ってたけど、図らずもこんな展開になってしまった。
人生わからんもんだなぁ。




▼2003年 8月 7日 (Thu)   -- No.[9]

古本で散財4
くもり
台風が近づいている今日、ぎっくり腰とまではいかないですが腰を痛めてしまいました。年ですねぇ・・・(泣)。
痛いッす!

新聞のスクラップブックを4冊ほど買いました。
どこの誰が作ったか知りませんが、こういうものが流出するということは作成者の身に何かあったということでしょう。
他にもいろいろな記事をまとめたものがありましたが、買ったのは新聞の映画記事のスクラップ、番号がC、D、H、Oとつけてあります。
僕が古本市へ行ったのが開催二日目のことだったので、他の通番のものは誰かが買っていったのかもしれません。
あるいは処分した家族?が手元に置いたのかも。
いろいろ想像がふくらみます。
ニューシネマ登場以降の邦画、洋画の記事がいろいろ。
『時計じかけのオレンジ』の新聞広告、『トラ・トラ・トラ!』の各紙批評、実相寺『哥』の各紙批評などを含みます。
マカロニウエスタン『西部悪人伝』、『風来坊』の公開当時の批評を読めたのは収穫?


▼2003年 8月 6日 (Wed)   -- No.[8]

古本で散財3
晴れ
もう一冊「少年キング 1970年36号」を買う。
大阪万博の年の夏に発売されたこの号も記憶の中にあった。
おりからの怪奇幻想ブームで江戸川乱歩が再び脚光を浴び、誌上でマンガ化されていたのだ。
横山光輝の「白髪鬼」(角川ホラー文庫のアンソロジーで読める)は順当な出来だったが、石川球太による「芋虫」はトラウマものだった。
『ジョニー戦場に行った』状態になった軍人の話です。
今回読み返してみたが、すげぇおどろおどろしさ。再録は・・・どっかでされていますかね?
あと下元克己の「トリプルパンチ」に33年ぶりに再会!
これ好きだったんだよね。ドロボー3人兄弟が主人公のギャグマンガだが、途中ギョッとする展開がある。
たぶん35号でそうなったと思うんだけど、3人のうち2人がなんとスー・・・これってギャグか?
ちなみに37号では乱歩の「白昼夢」がマンガ化されている。
作画は再び石川!
どっかで出会えますように。


▼2003年 8月 5日 (Tue)   -- No.[7]

古本で散財2
晴れ
なんて暑いんだ!
雷が発生、病院へ行ったら昼に停電したそうな。こわいッす。

さて古本の話。
この「少年キング 1966年20号」を見つけてあっと驚いた。昔幼い頃親に病院へ連れて行かれ、待合室で読んだ記憶のある怪獣絵物語が載っているじゃないの!
タイトルは“死闘ガマゴン対ガニリ”だ!!
これを逃したら次に出会うのはいつになるかわからない。
ゲットしかないでしょう(笑)。
しかしぶっ飛んだオリジナルストーリー、ガマゴンは山口県の秋吉台から出現。かたやガニリは恐山のイタコによって呼び出されるのですぞ。
クライマックスは当然東京決戦。
ガマゴンは日東のプラモデル、ガマロンの元ネタになったとおぼしい。


▼2003年 8月 4日 (Mon)   -- No.[6]

古本で散財1
晴れ
やっと夏本番!といった天気であります。蒸し暑い!

先日ヒマを見つけてまたまた鶴舞の古本市、および古本屋へ行ってきました。
状況がどうあろうと古本と映画とレコードはやめられません。
オタクの王道でしょうか。これにフィギュアが加われば家にスペースが無くなりますね。ねえ、ご同輩?

今回ゲットしたものをご紹介。
まず「ヒッチコックマガジン」。
小林信彦が編集長を務めた日本語版は以前何冊か手に入れたのですが、本家のアメリカ版は初見。
まあ中は読めないので、表紙の面白そうなやつを何冊か買ってきました。


▼2003年 8月 3日 (Sun)   -- No.[5]

カジノロワイヤル購入す
晴れ
『カジノロワイヤル』のDVD購入。
いや〜、いいですよ。
マネペニー役のバーバラ・ブーシェ!
TV放映時の吹き替え音声は是非入れてほしかったですね。
あとメイキング、ピーター・セラーズのドキュメンタリーにチラッと使われていたのを観たので、あると思うんだけど。

今回の発売タイトルは『カジノロワイヤル』。
公開時は『007カジノ・ロワイヤル』だった。
007はともかく、“・”が無くなったのはなぜなのだろう。

公開時のプレスシートとスチル。古本屋で買いました。


▼2003年 8月 2日 (Sat)   -- No.[4]

デジタルアニメ4
晴れ
なんとこのハイテク都市に電柱が立ってるんだよな。
重力装置が破壊(?)されて、電線がグワ〜ンとたわむのが見せたいための、演出上の事だと思うけど・・・。


▼2003年 8月 2日 (Sat)   -- No.[3]

デジタルアニメ3
晴れ
内部に電車(モノレール?)が走っているんですが。


▼2003年 8月 2日 (Sat)   -- No.[2]

デジタルアニメ2
晴れ
もう一本、フランスの作品『グラヴィティーズ』をご紹介。
審査員に押井守が入っているらしく、“押井賞”(!)を取っているそうです。
話はどうでもいいですが、この都市(スペースコロニー内部?)というかバックグラウンドの過剰な作り込みはいいですね。


▼2003年 8月 1日 (Fri)   -- No.[1]

デジタルアニメ1
晴れ
先日CSでやっていたジャパンデジタルアニメーションフェスティバル2003を観る。
何作か気に入ったのがあったが、このドイツの作品『マンティス』は傑作。
カマキリの生態をアニメ化したもので、卵からふ化した幼虫が成虫になり、卵を産んで死んでいくまでをつづる。
木漏れ日の描写とか音響も良い。
何よりカマキリのヒクヒクした動きの再現っぷりが最高です。





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